守っていきたいほどの

守ってあげるとか守りたいとかいう言葉が好きではありませんでした。一方的な感じがして。
自分が大事だと思う人との関係は一緒に作り上げていくもので、君だけに何かをしてもらうようなものじゃないと思っていたから。私には私の意思があって必死に歩いて行く足がある。そういうのを無視されて僕の方が強いから僕がなんとかしてあげると言われているようで。


でもそういうのじゃない、守りたい、があるんだなって。
ただ大事なんだ、その人が。その場所が。
だから自分は自分に出来ることを精一杯する。
弱いとか強いとかも関係なく、大事なもののまるっぽ全部を自分が背負ってやろうとかでもなく、大事なものがあって大事な関係があって、その一端である自分はそのために自分の出来ることをする。
相手もそうしてくれていることを知っているから。
これからも自分達はそうしていけると信じているからそうであるために、守っていきたい、と思うんじゃないのかなって。