祭りの終わりはいつだってこんなものさ

ごめんなさい と ありがとう しかない。
それまでどれほど苦しいと思ったとしても、離れてしまえばただそれだけ。
苦しかったことは忘れてしまうけれど、もらったものは覚えてる。
もらったものばかり覚えてる。 忘れたりしない、いつだって。
消えていかずに、気付くたびに増えていく。
ありがとうと愛しい気持ちばかりが残っていて、思えば優しい気持ちになる。
もうあなたに返すことはできないけれど、誰かに私もあげることができたら。


これが彼への恋のうたではないことが、きっと私のどうしようもなさ。