北原白秋が好き

『真っ赤なお天道さんが上らつしやる。やつこらさと 〜』
から始まる一篇を読み始めた瞬間に、あ忠義だ、と思ってしまった。
内容的にはいや違うよなとは思ったけれども、
浮かぶ色とこういう忠義の生命力が好きなんかもしれない。
ヨコさんは『初秋の朝飯』と題する一篇だと。
正眼に観入る 白芙蓉。 〜 白の朝飯、白芙蓉。
がヨコさんを思わせただけである多分。
最近帰り道にふとヨコさんの黒色について考えたことがあったけど、
自分が泣きたいのか天が泣きたいのかわからんような時に見上げた夜の空の色だと思ったり、優しい黒。